スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ゾーラ・ダントフ

アメリカン・スポーツカーのど真ん中を行く、シボレー・コルベット
過去に何度もあった製造中止の危機を乗り越え、現行モデルは7世代目
デビューから60年が経ちました

C1C2vettegif.gif

日本ではファン以外には無名に等しい「コルベットの父」について触れてみます


彼の名は

ゾーラ・ダントフ

正確には

ゾーラ・アーカス=ダントフ(1909生~1996没)

ベルギー生まれのユダヤ系ロシア人

幼い頃に家族でロシア・レニングラードに引っ越してまもなく両親が離婚
実の父親と母親の新しい夫と同居、という珍しい家庭で育ちました
アーカスは実父の姓、ダントフは義父の姓、2人の父に敬意を表して
アーカス=ダントフを名乗ることになります

18歳時にドイツ・ベルリンに引っ越し、350ccのバイクでレースを開始
後に事故を心配した両親がバイクの代わりにレーシングカーを与え、
オーバルトラックレースに夢中になりました
ベルリンの大学を卒業する頃にはレース雑誌にも執筆
ところがナチスによるユダヤ迫害を避けてフランスに移住、結婚
じきにフランスが降伏した為、命からがら家族でニューヨークに逃亡

headardunNY.jpg

弟と共にアーダン(アーカス=ダントフの略)という会社を興し、
フォードV8用のアルミOHCヘッドを販売
これが当たって、一時は300人を雇うまでに成長させました
騙されて会社を失った後、1946、47年にはインディ500に自ら出走(予選落ち)
ヨーロッパに戻ってルマンに挑戦、1954、55年にクラス優勝を果たしました
(ポルシェ550RSスパイダー)

少し遡った1953年、ゾーラはニューヨークでGMのショーを観ました
ショーの目玉はデビュー間近の初代コルベット
今までのアメ車には無かったスポーツカーらしいデザインに感銘を受け、
また中身のショボさにがっかりしたことから開発者宛ての手紙を書きます
「私ならこうしてああして・・・もっと速く出来ます」って感じの内容で、
これに感心したシボレーはゾーラをすぐに採用

初代コルベットは150馬力のマイルドな直6仕様で発売されましたが、
「若者やホットロッドファンを惹きつけるシボレー」路線を唱えたゾーラが
リーダーとなって次々にパーツを開発、1956年にはV8に切り替えました
完全にゾーラの妄想に載せられたシボレーはどんどんエスカレート
パイクスピークでクラス優勝、デイトナで最高速のニューレコードを樹立
フェラーリ、ポルシェ、マセラティなどに世界中で勝負を挑みました

1962年、2世代目であるコルベット・スティングレイをベースにした
超軽量モデルのプロジェクトをゾーラは秘密裏に進めます
当時、ビッグ3はレース参加をAMA(米国製造者協会)から制限されており、
GMもメーカーとしてのレースにとても消極的になった時期
しかし、キャロル・シェルビーの手によって暴れまわるコブラに対抗するには
どうしてもライトウェイトボディが必要でした
そこでゾーラはスペシャル・コルベット100台をプライベーターに販売して、
さっさとFIAのホモロゲーションを取得してしまおうと企みました

これが最もレアなビンテージ・コルベット、グラン・スポーツの成り立ちです

2grandsport.jpg

通常のスティングレイよりも肉厚の薄いパイプフレームと
ペラペラのFRPボディで850キロ前後の車重を達成
エンジンは550馬力のV8+ウェーバー58Φを4基


ついに社内の偉い人にバレて開発はストップ
結局、製造台数は5台のみに終わりました

シェルビー・デイトナビル・トーマス・チーターらと
結果的に同じような悲運のスペシャルモデルになってしまいました

5台は全てプライベートチームの手に渡り、ゾーラは個人的に彼らをサポート
その他のコルベットユーザーのレース活動も積極的に支援しました

1975年にGMを退職してからも様々なイベントに参加
1996年に死去

ゾーラを「コルベットの父」と呼ぶことに反論する人達もいます
なぜなら彼のGM加入は初代コルベットがデビューした後だったので

実際、初代コルベットを形にしたのはデザイナー出身でありながら
初めて副社長まで登りつめた男、ハーレー・アール
ゾーラに好き勝手やらせたのもハーレーの意向でしょうね
しかし、ゾーラのドーピングが無ければコルベットは初代のみで終わっていたでしょう
シボレーも大人しいイメージのままだったかも知れません

ハーレーが実の親、ゾーラが育ての親・・・
まるでゾーラ本人の生い立ちの様です

今もFRPボディ、FR、OHV、V8というアイデンティティを守り、
積極的にレースに参戦中のコルベット

C6GS.jpg

現在のC6は本当に速いらしいですね
ニュルブルクリンクでのベストタイムなんて大量生産車では世界一に近い
現行GTRや911ターボに匹敵しています

C3funny.jpg

個人的にはコークボトルと言われたC3が一番好き
バカバカしいほどダイナミックで、今も惚れ惚れします



例によって日本語ウィキの起稿用に訳したんですが、もうずっと書けてません
おかげで「翻訳済み」だらけになってしまいました
あっちは独特のルールがいろいろあってブログより大変なんですよ・・・

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

スパ・クラシック・2011

ノスタルジーですね
スタイルも音も魅力的な名車達

(YouTubeロゴをクリックすると別画面で開きます)

  

グラン・スポーツ、オンボード

スパ・クラシックにて
こんな貴重な車をいきなりゴツンって大丈夫なんでしょうか

  



取り扱い商品の一覧

お問い合わせ、リクエスト、苦情はこちらまで!

ブログのTOPに戻る
関連記事
スポンサーサイト
  1. 2014/11/22(土) 23:53:49|
  2. カリスマ達
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。